傘を何度も使用していると、撥水効果がなくなり、次第に水を吸収してベタッとしてきますよね。
傘の骨が折れていないので買い替えるなんてもったいないです。
フッ素樹脂加工されている傘でしたら、ドライヤーやアイロンで撥水効果が復活するかもしれませんので、まず試してみて下さい(ドライヤー・アイロンで撥水効果が復活する方法をこちらで紹介しています)。
しかし長年愛用されている傘や、フッ素樹脂加工されていない傘ですと、上記の方法は効果が得られません。そんな傘には、防水スプレーをかけてみてはどうでしょうか?
ただし、大切な傘を長く使うために、撥水効果を復活させるために防水スプレーをするのに、逆に生地を傷めたり、生地が変色してしまったりすると大変です。
ここでは、
・傘にかける防水スプレーの正しいかけ方とは?
・防水スプレーを使用するときに注意することとは?
・防水スプレーをより効果的に使用する方法とは?
について紹介していきます。
目次
傘にかける防水スプレーの正しいかけ方とは?
防水スプレーの正しいかけ方とは?
普通にスプレーするだけなのですが、大切な傘の生地が傷んだり、変色しては大変です。
また、白色や薄い色の傘の場合、防水スプレーの使用は控えた方が良いかもしれません。
よく確認してから、使用するようにしましょう。
では、下記に防水スプレーの正しい使用方法を紹介していきます。
①まず傘の汚れを落とすこと!
傘を洗わずに防水スプレーをすると、汚れの上にコーティングしてしまいます。
後で汚れに気が付いて、汚れを落とそうと思っても、既にコーティングされているのでなかなか落ちません。落とそうとゴシゴシ洗ってしまうと、生地を傷めてしまうことも・・・
そうならないためにも、事前に傘を洗うようにしましょう。
水(シャワー)で流す程度でも十分ですが、汚れが取れないときは、薄めた中性洗剤と柔らかいスポンジを使用して、やさしく洗ってください。
洗った後は、必ず陰干しで、よく乾かしてくださいね。
②テストをしましょう!
大切な傘ですので、いきなり全体に防水スプレーをかけるのではなく、目立たない所で変色(色落ち)しないか確認しましょう。
③20~30cm離して全体にスプレーしましょう!
スプレーによっては、30~40cmのもありますので、使用方法をよく確認してください。
全体がしっとりと湿る程度(洗濯物の脱水後ぐらいの湿り具合)に、ムラができないようにかけるのがポイントです!
④完全に乾かしましょう!
防水スプレーの中には、直射日光に当てると黄色に変色するものもあります。
必ず陰干しで乾かしてください。
また防水スプレーの種類によっては、30分で乾くものもありますが、長いものでは24時間かかる場合もあります。
防水スプレーを使用するときに注意することとは?
(1)使用場所について
万が一、傘にかけた防水スプレーを吸引してしまい、気分が悪くなってしまうと大変です。
必ず屋外で、風通しの良い場所で行ってください。
(防水スプレーには、フッ素やシリコン以外にも、傘に吸着させるノリのような成分など様々入っていますので、取り扱いには注意しましょう)
引火性の液体が入っているものもありますので、火気のある場所や静電気の発生する場所では使用しまいようにしましょう。
(2)かけ方について
部分的に、液が垂れるぐらい大量にかけてしまうと、変色する恐れがあります。ムラなく全体的にかけるようにしてください。
必ず、見えない箇所で変色しないかテストを行ってください。
(3)乾かし方について
直射日光に当てると黄色に変色するものもありますので、必ず陰干しで乾かしてください。
乾く時間が防水スプレーの種類によって異なりますので、使用方法を確認してください。
防水スプレーをより効果的に使用する方法とは?
お時間がありましたら、
④の乾燥後、もう一度、全体に防水スプレーをかけて、よく乾かしてください。2度スプレーをすることによって、より撥水効果が期待できます。
防水スプレーをかける頻度は・・・
雨の続く日は2週間に1回程度、あまり使わないときは1~2ヶ月に1回かけると効果的です。
ただし、雨が降ってきて、傘を使用する直前に防水スプレーをかけても意味がありません。
撥水成分をちゃんと定着させるためにも、前日までには防水スプレーをかけるようにしましょう。
まとめ
傘にかける防水スプレーの正しい使い方は参考になりましたでしょうか?
防水スプレーの正しいかけ方をすることによって、撥水効果が復活し、まだまだ使用できますので、これからも大切にしてください。
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