読書感想文は、本を読んで「自分の思っことを素直に書けばいい」と言われますが、小学生低学年にはまだまだ難しいことです。
では、小学生低学年が上手に読書感想文を書くにはどうしたらいいのでしょうか?
ここでは、
・読書感想文を低学年が上手に書くコツとは?どんなアドバイスをするといいのか?
・読書感想文の書き方はどうしたらいいの?
・読書感想文で低学年におすすめな本とは?
について紹介しています。
読書感想文を低学年が上手に書くコツとは?どんなアドバイスをするといいのか?
読書感想文を小学生の低学年の子供に書かせるには、上手に書けるように、どんなアドバイスをしますか?教えるコツってあるのでしょうか?
これから、感想文を書くのが苦手な子供に有効な方法を紹介します。
<本を読む前>
1.本のポイントを把握してください。
【質問の例】
「こんなことについて、○○(子供)はどう思う?」
と簡単に質問してから、子供と一緒に本を読み始めます。
※子供に読ませる前に、事前に本を読み、ポイントを確認してください。
<読んでいる途中>
2.ポイントと思われる場面になると、子供に質問してください。
【質問の例】
「○○(登場人物)は何をしたの?どう思ったのかな?」
「へえ、おもしろいね。どう思う?どうしてだと思う?…」
など、本の場面に合わせて質問してください。
3.質問した内容を、子供が言ったことをメモしてください。
<読み終えてから>
4.メモをもとに、子供と一緒に感想文を組み立てください。
”感想文を書くのが苦手、どうしても書けない”という子は、自分の思ったことを、文字や文章することがとても難しく、どうやって書くといいのか、分からないからではないでしょうか?
でも、本と読むと、感じたことや思ったことはあるはずです。
なので、思ったことを書かせるのではなく、話させることによって、感想文を作る方法を紹介しました。
大人でも、話す方が楽と思いませんか?文字にするのが苦手な子も、話をすると「なかなかのこと」を言う場面もあるでしょう。
小学生低学年では、まだまだ文字を習い始めたばかりです。感想を、思ったことを文字にするのはまだまだ難しいことでしょう。
親子のやり取りの中から、子供自身でコツをつかむまで、手助けを試してみてください。
(感想文を組み立て方は、下記で紹介します)
読書感想文の書き方はどうしたらいいの?
読書感想文の書き方について、
自分の感じたこと、思ったことを伝えるためには?
読む人のことを考えて、丁寧に分かりやすく書くには?
どんな書き方が良いのでしょうか。
ここでは、読書感想文の組み立て方について、先ほどの1章のメモを使った方法を紹介します。
①⇒②⇒③の順に文章を考え、組み立ててください。
①その本を選んだ理由、きっかけ
○○に勧められて、書店で見かけて・・・など
②本のあらすじ(簡潔に)
本を読んでいない人に、感想を伝えるために、
こういう出来事があって、主人公がこうした、ぐらい
③メモについて書く「自己の変容」
はじめ「本を読む前の自分(の考え)」
本のポイントについて、読書をする前の自分はどんなだったのか?
中間「本が一番言いたかったこと(ポイント)について」
そのポイントの場面で、素直に感じたこと、思ったこと。
なぜそう思ったのか?
まとめ「本を読んで、自分はどのように変わったのか?」
ポイントで感じたことをから、自分がどのような考えをもった?
今後どうしようと思ったのか?など
メモをまとめる事で、読書を通しての「自己の変容」について分かりやすく書くことができます。
本を選んだきっかけや、あらすじだけではなく、自己の変容を書くことで、オリジナルの素晴らしい読書感想文になるのではないでしょうか。
読書感想文で低学年におすすめな本とは?
小学生の低学年は、読書感想文にどんな本を選ぶと良いのでしょうか?
例えば150ページもある本はどうでしょう。
情報量が多すぎて、本のポイントが捉えられないのではないでしょうか?
ポイントを意識して書くには、子供には難しいのでは?
小学生低学年でしたら、中学年向きの絵本でも十分です。
青少年読書感想文全国コンクールの課題図書にしてはいかがでしょうか?
参考にしてみて下さい。
まとめ
読書感想文の書き方について参考になりましたでしょうか?
小学生低学年では、一人で読書感想文を書くのはまだまだ難しいと思われます。
学校の宿題ですが、出来なくて困っていましたら、少し手助けをするのもいいのではないでしょうか。