昨年末、我が家に3人目の子供が誕生し、
先日、無事に生後100目を迎えることができました。
3ヶ月頃になると、首も座りかけてきており、
自分で見たいものを目で追うようになりました。
また、最近は笑顔が出てきて、
時々ニコ~っとするのがとても可愛らしいです。
この赤ちゃんの歯が生え始める生後100日頃に、
健やかな成長と生涯食べ物に困ることがないようにと願い、
お祝いする伝統行事、「お食い初め」を行いました。
上の子達の時は、義両親の実家にて行いましたが、
今回は100日付近で都合を合わせることが難しく、
両親・義両親はともに遠方にお住いの為、
自分たち家族だけでお祝いすることにしました。
3人目の子供ということもあり、
上の子供達もいる中、お食い初めの料理を準備をするのが
大変でしたので、今回、初めて仕出しを注文しました。
初めて注文したお食い初め膳の中身は?
(お食い初め1週間前)
地元の人気和食店にお問い合わせたところ、
「お食い初め膳」(3,000円)というのがあるらしく、
仕出しが出来るとの事でしたので、予約注文をしました。
また、おめでたい日ですので、
自分達や子供達の料理も注文しました。
(お食い初め当日)
11時に料理を取りに行くと、
お料理一式を木箱に入れて準備してくれてて、
後はお吸い物を入れるのみとなっていました。
家に帰り、机に並べてセットします。
こんな感じになります。
お献立
・焼き鯛:古くから鯛は、その鮮やかな赤い色から
「めでたい」とされ、祝い事には欠かせない魚です。
尾頭付きで「首尾一貫」と縁起のいいものとされています。
・車海老:海老は長生きの象徴とされています。
・赤飯 :邪気を払う意味があるとされています。
・多喜合(焚合せ)
:筍 まっすぐに成長するように。
牛蒡 と根を張るようにしっかり。
小芋 子宝に恵まれるように。
たこ 「多幸」たくさんの幸せに恵まれるように。
・寿物(酢物)
:紅白なます、紅白のめでたい縁起をかついで。
・梅干し:しわが寄るまで長生きできるように。
・吸物 :吸う力が強くなるように。
・歯固め石
:石のような丈夫な歯が生えるように。
全ての料理に願いが込められていて、
歯固め石には、地元で有名なストーンアートの「歯固め石」を用いており、
焼き鯛の下には、伝統工芸である「手すき和紙」を使用しており、
地元の産物に囲まれた、素敵な「お食い初め膳」でした。
お食い初めの儀式を行いました
赤ちゃんに食べさせる役目「養い親」はお父さんが行いました。
(私はビデオ撮影担当です)
①歯固めの儀式
小石に箸でさわった後、赤ちゃんの歯ぐきにそっと触れます。
これは特に泣くこともなく、何しているの?と
不思議そうな顔をしていました。
②赤ちゃんに食べさせるマネ
「ご飯→汁→ご飯→魚→汁」の順番で、3回食べさせるマネをします。
料理の匂いに反応したのかよだれが出てきてました(笑)
口の前に持っていく所を、写真に撮ろうとしていたら
口をパカッと開けたのでビックリ。
偶然でしたが、食べるんじゃないかとヒヤヒヤしました。
儀式が終わって、家族みんなで食事を頂いている時、
赤ちゃんには、仕出しとは別に用意していた赤ちゃん用ジュースを
スプーンにすくって少しだけ口にあてると、
美味しかったのかペロペロとなめていました。
赤ちゃん含め、みんなで一緒に食事をしている雰囲気ができ、
ジュースを準備しておいて良かったです。
まとめ
「お食い初め膳」の仕出しを初めて注文しましたが、
料理の一つ一つに子供の成長を祈る願いが込められており、
また地元の産物に囲まれながら、お祝いをすることができたので
注文をして本当に良かったです。
また、料理を取りに行ったときには
お店の方が「お食い初め、おめでとうございます」と一言
お祝いを言って下さりました。
たった一言でも、そういうお祝いの言葉を頂けて
すごく嬉しく感じました。
赤ちゃんが健やかに成長できますように、
これからも我が子達を温かく見守っていきたいです。
余談ですが、お食い初め膳の「焼き鯛」の残りは
翌日に「鯛めし」にして美味しく頂きました。
<レシピ>
① といだお米3合に、調味料(醤油大さじ1、酒大さじ1)を入れる。
② ①にお米3合分の水を入れた後に、
昆布10㎝程度、ショウガ(チューブ)1㎝程度、焼き鯛の
順番に入れて炊飯しました。
③(炊き上がりましたら)鯛の骨と皮を取り、ご飯とよく混ぜて完成です。
※鯛に塩がたくさん付いていたので塩を入れませんでしたが、
あまり塩が付いていない人は、塩小さじ1を追加して入れてください。
⇒お食い初めの時期や日数の計算方法 食器や祝い膳 儀式について紹介