節分の豆まき、今年は誰が鬼役をしますか?お父さん?お母さん?
小さい頃、鬼に向かって必死に投げていたのを思い出します。
楽しい思い出の節分ですが、
豆まきについて作法があるのを知っていましたか?
どうして豆まきをするのか?
どうして恵方巻を食べるのか?
などについて、簡単に分かりやすくまとめましたので、参考にしてください。
節分の豆まきについて 正式な作法を紹介
豆まきと言えば、
お面をかぶった鬼が登場して、
「鬼はそと~!」と言いながら、
子供と一緒に豆を投げて楽しんでいるご家庭も多いはず。
何気なく「鬼はそと!福はうち!」と言いながら、
自由に豆を投げていますが、”豆まきの作法”と言うのがあります。
【準備】節分当日の夕方までに、炒った大豆を枡に入れて、神棚にお供えしておきます。
(1)夜、『鬼はそと』と2回言いながら、
家の外に向かって豆をまきます。
(2)『福はうち』と2回言いながら、
家の中に向かって豆をまきます。
(3)鬼が外から戻ってこられないように、
福が逃げ出さないように、
すぐに窓やドアを締めましょう。
※(1)~(3)を各部屋の窓からも行います。
【豆まきの後】
1年の無病息災を祈って、お豆をいただきます。
お豆を食べる数は、数え年の分(満年齢プラス今年の分)だけです。
生まれた年を1歳、翌年を2歳というように、
新年の度に1歳を加える年齢になります。
「満年齢」とは?
生まれた年を0歳とし、
誕生日が来る度に1歳加える年齢の数え方をします。
節分ではどうして豆まきを行うのか?
まず、節分とは、”季節が移り変わるとき”のことをいいます。
本来は立春、立夏、立秋、立冬のそれぞれの前日をさし、年に4回ありました。
現在では、立春の前日のみをさすようになり、
旧暦で年があらたまる重要な日にあたっていたからと言われています。
では、この節分では、どうして豆まきを行うのでしょうか?
その昔、宮廷では、季節の変わり目に起こりやすい災害や病気を、
鬼に見立てて追い払う儀式「追儺(ついな)」「鬼やらい」が行われていました。
この儀式が、現在も豆まきとして残っているのです。
「鬼はそと」というのは、本物の鬼ではなく、
これから起こるかもしれない病気や災害を、外に追い払っていたのです。
なぜ大豆を使うのか?
大豆には、悪いものを追い払う力を持っていると考えられてきたからです。
そのため、大豆のことを”福豆”とも言います。
節分ではどうして恵方巻きを食べるの?
節分の夜に、その年の吉方(恵方)を向いて、
太巻き1本を切らずに、無言で食べることができれば、
1年間、無病息災で過ごすことができるという風習です。
どうして恵方巻きを食べるようになったのか?と言うと、
”巻きずし”という言葉が、「福を巻き込む」に通じて、もともと中部や関西地方で行われていた習慣でした。この習慣が全国的に広まったものと言われています。
ちなみに、2018年(平成30年)の恵方は、”南南東やや右”です。
恵方とは、その年に年神様が宿る方角のことを言います。
まとめ
節分の豆まき作法や由来、恵方巻きなどについて、参考になりましたでしょうか?
節分は、災害や病気を追い払い、1年間の無病息災を祈る大切な行事ですので、
ぜひ子供と一緒に豆まきをされてはどうでしょうか。