金魚すくいで獲ってきた金魚を、お家で飼おうと思っても、すぐに残念なことに・・・ということはよくあります。
金魚すくいで散々追いかけまわされて弱っていたり、
たくさんの金魚が一つの大きな容器に入れられているので、病気がうつってしまっていたりするためとも言われていますが・・・
金魚すくいで獲ってきた金魚をそのまま同じ水槽で飼っていませんか?
もしかしたらそれが原因かもしれませんよ!
金魚すくいで獲ってきた金魚の飼い方について、色んな種類の金魚を混合しても大丈夫なの?金魚ってどんな種類があるの?相性ってあるの?などについて紹介していきます。
金魚は混合しても大丈夫なの?
金魚すくいでは、赤い金魚や、黒い出目金など様々な種類の金魚がいます。
金魚すくいで獲ってきた金魚は、そのまま同じ水槽に入れて飼う方が多いのではないでしょうか?
実は、金魚の中でも泳ぎが得意、不得意な種類があって、それらを気にせずに混合して飼っていると、泳ぎが不得意な金魚が弱ってしまう可能性があります。
その理由は、泳ぎが不得意な金魚はいじめられやすく、例えいじめられなくても、泳ぎが得意な金魚がエサを独占したりするようになります。
そうなると、泳ぎが不得意な金魚はストレスが溜まり、エサも食べれず弱っていってしまうのです。
そのため、金魚は混合するのではなく、泳ぎが得意なもの同士、不得意なもの同士で種類に分けて飼う方が良いでしょう。
金魚の種類や相性とは?
金魚を、泳ぐのが得意、不得意で分けると以下の(1)~(3)種類に分けることができます。
ワキン、シュブンキン、コメットなど。フナ型で最強。
(2)泳ぐのが不得意なもの
リュウキン、オランダシシガシラなど。丸っこい体型。
(3)泳ぐのが特に不得意なもの
頂点眼、水泡眼。泳ぎがへたで視力も弱い。
それぞれ同じグループの金魚でしたら、同じ水槽に入れても問題ありませんが、(1)と(2)など違うグループの金魚を同じ水槽に入れると、先ほど言いましたいじめや、エサの独占といった問題が生じやすくなります。
特に(1)グループは、金魚の祖先であるフナに近いので、生命力が強く、泳ぐのがとても得意ですばしっこく、他のグループとは一緒にしない方が良いでしょう。
金魚すくいでよく見かける赤い金魚は、おそらく(1)グループのワキンです。
次によく見かける出目金は、体型や泳ぎでいうと(2)グループになりますが、眼が変異しているため視力が非常に弱く、(2)グループの中でも最弱になります。
そのため、もし金魚すくいで、ワキンと出目金を獲ってきて、同じ水槽に入れて飼っているのでしたら、出目金が弱ってしまう前に、水槽を別々にすることをおススメします。
ただし、同じグループに分けていても、やっぱり、体の大きい子が小さい子をいじめるということもあります。
我が家でもワキン同士(3匹)、デメキン同士(6匹)で水槽を分けていました。
みんな元気に泳いでいたのですが、水槽を分けてから・・・
翌日、デメキンが1匹弱り、病気かもしれないのでバケツへ隔離。他のデメキン達は元気に泳いでいました。
ところが、翌日、別のデメキンが1匹弱り、昨日の金魚の病気がうつっていたのかな?と思い、別のバケツへ隔離。昨日は元気に泳いでいたのに・・・
また翌日、さらに別のデメキンが1匹弱り、別のバケツへ隔離。・・・あれ?病気じゃないかも?
と、昨日まで元気に泳いでいたはずですが、弱っている金魚を隔離すると、別の金魚が弱ることが繰り返し起こりました。
これは、病気じゃなく、もしかしていじめ?と思い、じ~っと水槽を観察していると・・・
やっぱり、体が大きい金魚が機敏に泳ぎ、エサをあげるとほとんどその子が食べて、さらに、泳ぎが遅い子や、小さい子のヒレと口でつついて追いかけていました。
後日、水槽に仕切りをつくり、大きい子と分けたところ、いじめはなくなり、みんな伸び伸びと過ごしています。
たまに、こういうこともありますので、金魚が元気が無いかな?と感じましたら、たまに水槽を観察してみてください。
まとめ
金魚の混合について、種類について参考になりましたでしょうか?
もし、違うグループの金魚を混合されていましたら、一時的にでも(バケツでも良いですので)隔離してあげてくださいね。
⇒金魚すくいでとってきた金魚にまず何をすると良いの?飼うのに必要なものや気を付けることとは?
⇒金魚を飼っている水槽を二つに分ける方法とは?仕切りの作り方を紹介